TANBOプロジェクト回想
準備や設置、そして片付け等々、ほんとうにお疲れ様でした。面白い企画にふれることが出来ましたこと、うれしく感謝しています。 想い出を乱筆乱文のままですが送ります。
稲と炭のかかわり 炭のアートが社会芸術で生まれ今年2016年は「稲の炭化アート」「藁紙造り」が催された。会場さいたま市の見沼たんぼ、五月の田植えにはじまり稲刈り前に粘土での煙突作り。九月の稲刈り後のたんぼでは10月に粘土の煙突の野焼き焼成を行い、燻炭焼きに立ち会う。
稲刈り後のたんぼで 十月に粘土の煙突の野焼き焼成を行う 幸に蛙たちがはね回り ばった虫がとび周り
十一月に入るや 柳井氏による稲藁紙作り どろんこたんぼで藁を煮 敲(たた)く
手こぎ井戸から水を
収穫脱穀した籾殻を
集めての準備に忙しい
見沼の加田屋たんぼにゲルがよりしろ(依代)に立ちあがり 縄文時代のいろりが運ばれる野点の茶会がはじまる
十メートルの巨大藁紙がすべてを見守る
八つのもみ殻燻炭焼きの煙突から 白いけむりがあがっている
加田屋川の向こう岸では フナノが造られ祭りの賑わい
けむり立つ籾山に 夕日射すなか 気功の舞
縄文人も稲を含む穀物の栽培を 初めていたと考えられる
縄文の万年のむかしからの生活は 炭 そして土器に負う それら生活のアートを 定義づけたのが江戸時代の茶道 無限の命育む土壌のうえで展開された
TANBOアートでした
この風景を 夕日とともに印象付けた 気功の演舞、命の舞でした
もみ野焼き 受ける夕陽や舞ふ気功
この度の一連のTANBOアート 楽しませていただきました ありがとうございます。
2016年11月13日 安藤裕三/土器ダクト造り、野焼き焼成参加者